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  • 執筆者の写真さんぽく町

さんぽく山焼き

昨夜

、久し振りに当地方独特の「山焼き」を見学。

「山の神」に感謝と安全を祈願してお神酒を上げた後、山の頂上付近に火を入れ下に向かって焼いていく。

ひと月の間にほとんど雨の降っていない大地を、猛烈な数のアブなどと闘いながら、山師たちを中心とした地元の人の共同作業で「火をコントロール」し焼くこと約6時間。

杉の木を伐採した跡地を焼いてリセットし、そこへ地元伝統野菜の「赤かぶ」の種をまく。

今年の11月には赤かぶの収穫が最盛期となり、各家庭の味としてお正月には欠かせない「赤かぶ漬け」に。

赤かぶ収穫が終わった土地は、また植林をして再生する。

夜に山焼きをするのは「火の動き」や残り火などが全部見えるからであり、従事者も暑さを避けて働くことができるから。 きちんと水分が大地に含まれていれば、山焼きの終わった夜明けの時間に赤かぶの種まきもできる。

全ての作業に意味がある、いにしえから伝わる知恵と文化の集大成。

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